こんにちは!名城塗装です!
今回は、これまでレポートしてきた名護市の店舗兼アパートの外壁、屋根補修・塗装の完工レポートです!天候の関係から、施工開始から3ヶ月半と長丁場の現場となりましたが、その分、充実した日々を送る事ができました。外壁塗装のレポートを始めます!
どのように生まれ変わったのか!?
これまでの振り返り
これまでのレポートをご覧になっている方はご存知かと思いますが、塗装前において非常に重要な事は、塗る前の作業です。これまで、洗浄による異常の発見、爆裂やクラック補修の重要性をレポートしてきました。どんなに良質な塗料を何度も塗ったところで、塗布した部分の内側の問題を解消しなければ意味をなさないのです。そんな外壁の異常を全て解消し、今回はいよいよ仕上げ塗りを行い完工となります!前回までのレポートはコチラから
下塗り
下地にしっかりと吸着する下塗り材を使用しないと、その後の上塗り材が浮いたり剥がれたりする原因になる可能性があります。塗料の機能を長く持続させるためにも下塗りを欠かす事はできません。今回は、日本ペイントで販売されている「カチオンシーラー」と「パーフェクトフィラー」を利用しました。まずは建物全体にカチオンシーラーを塗布します。カチオンシーラーは外壁・内壁問わず使用できる下地塗料です。浸透性、密着性に優れながらも経済的にもお得な塗料です。
パーフェクトフィラーは、高い耐久性と密着性はもちろんのこと、水性系塗料であることから臭いが抑えられていることから環境に優しく、近隣住民への配慮も実現することができます。
細かな箇所は、ハケに持ち替えて細部にまでこだわって塗布していきます。塗り残しがないよう、細かい部分に目を配りながら作業しています。
下塗り(まとめ)
今回は、下塗りに2つの塗料を使用しました。本来ならどちらか1つを使用すれば事足りるのですが、35年という築年数を考慮すると、より耐久性を強めなければならないと判断し、あえて2つの塗料を使用したのです。
上塗り
下塗りで土台が出来上がりました。ここからは上塗り(仕上げ塗り)です。こちらも日本ペイント発売の「ケンエース」と「パーフェクトトップ」を使用していきます。軒天の上塗り
軒天(のきてん)とは、住宅を見上げた際に外壁から外側に突き出している屋根部分の裏の事を指します。雨水や日差しから外壁を守ったり、屋根裏の換気の役割を持ったりなど様々な役割があります。また、軒天は湿気が溜まりやすい箇所でもあるので、水に強い塗料が必要となります。
日本ペイントの水性ケンエースは、透湿性に優れた塗料です。これにより建物内部に水分が溜まる事を防ぎます。水分が溜まりやすい軒天にはぴったりの塗料です。2度塗りします。
外壁の上塗り
外壁の上塗り材としてパーフェクトトップを使用しました。パーフェクトトップは、親水性に優れたツルっとした塗膜を形成する塗料で、汚れがついても雨がある程度洗い流してくれるという特徴があります。そのため、カビや藻の発生を防ぐ効果があり美観を長期間維持できる効果があります。
画像では見えづらいですが、薄いグリーン色を塗布しています。
ベランダの手すり(笠木)部分にはアクセントカラーとして濃いグリーンを採用しました。濃淡2種類のグリーンのツートンカラーでよりスタイリッシュな外観を実現する事ができました。
ついに完工!
施工開始から3ヶ月半、ついに完工しました!想定よりも長く工期がかかってしまいましたが、その分ひとつひとつ、丁寧な施工をすることができたのではないかと思います。施工前
新築から35年、住民の方の生活を守り続けてきた外壁は排気ガスの汚れが目立ち、お世辞にも塗料が機能しているとは言いにくい状況でした。
施工後
おしゃれなグリーンのツートーンカラーで美観を取り戻し、築年数を考慮した塗料の組み合わせによってこれからも長く住民のみなさんの生活を守る事ができるでしょう!
屋上の防水施工もバッチリ!雨漏りに悩む事はなくなるでしょう!
機能性はもちろん、グリーンのツートーンカラーでおしゃれで美しい外観に仕上がりました!
ここまでお読み頂きありがとうございました!これで今回のレポートは終了となります。外壁塗装は「ただ塗れば良い」という事ではないという事をお分かり頂けたでしょうか。塗る前の洗浄、補修の重要さ、塗料と下地、また塗料同士の相性など外壁塗装には、配慮しなければならない箇所がたくさんあります。それだけに、たとえわずかなスペースであっても、建物全体を維持していくのに重要な箇所の可能性もあります。「DIYで充分」そう考えずにプロである私たちにお任せください。ありがとうございました。