はじめに
外壁塗装は家の美観を保つだけでなく、建物を保護し、耐久性を向上させる重要な作業です。しかし、その費用は高額になりやすく、またネット上にはDIYの方法が数多く紹介されていることから、最近ではDIYで外壁塗装を試み費用を節約しようとする動きが目立っているような気がします。「費用を節約できる」という点では大きなメリットですが、実はDIYには多くのリスクが伴います。今回は、プロの外壁塗装工として、DIYで外壁塗装を行うことのリスクとその理由について詳しく説明します。
リスク1:安全性
外壁塗装には、高所での作業が伴ったいます。適切な足場を組まなければ、落下や事故のリスクが高まります。また、塗装箇所によっては安全装備が必要であり、それ不十分な場合、転倒や工具の取り扱いによるケガも発生する可能性があります。プロの塗装工は、事前に立てた工期計画をしっかり守りながら、適切なプロセスを通して安全対策を徹底しており、事故を未然に防ぎながら作業をしています。
リスク2:仕上がりの質
外壁塗装にはカスタマイズ技術と経験が必要です。塗料の選定、塗り方、下地処理など、細かなステップが正しく行われないと、仕上がりが不均一になったり、早期に剥がれたりするなどの施工不良が発生してしまう可能性があります。プロの塗装工は、長年の経験と知識を活かして、美しく耐久性の高い仕上がりを実現します。
建物の美観回復や耐久性向上のために塗装したのに、かえって建物の寿命を縮めてしまう可能性もあるのです。
リスク3:適切な塗料の選定
外壁塗装には、建物の材質や環境条件に適した塗料を選ばなければ、それが施工不良の原因となってしまう恐れがあります。適切な塗料を選ばないと、塗膜が短期間で劣化したり、防水性が不十分になったりすることがあります。プロの塗装工は、各種塗料の特性を熟知しており、最適な塗料を選定することができます。
例えば、気象条件や道路に面しているなどの外部環境の違いによって、外歴の劣化速度に影響したりしますし、これに外壁の材質と塗料の相性を考慮しなければならないことから、プロの目と経験が必要になります。
リスク4:下地処理の重要性
外壁塗装の成功には、下地(したじ)処理が欠かせません。外壁における下地とは、外壁の仕上げ材(塗料や外壁材など)を支える基盤となる部分を指し、外壁全体の構造と機能を支える重要な部分です。そんな下地がひび割れや汚れ、コケの発生などの異常を放置したまま塗料を塗ってしまうと、施工不良の原因となってしまいます。適切な下地処理が行われないと、塗料がうまく密着せず、剥がれてしまうことがあります。プロの塗装工は、下地処理の重要性を理解しており、丁寧に作業を行います。
せっかくキレイな外観を取り戻せても、その内側である下地に異常を残したままだと施工不良の原因となってしまいます。
リスク5:コストと時間
DIYで外壁塗装を行う場合は、適切な材料と道具を揃える必要があり、最終的にはコストがかかってしまう恐れもあります。また、信頼できる経験がないと、作業に非常に時間がかかります。プロの塗装工に依頼することで、時間とコストを最適化し、確実な仕上がりを保証できます。
コスト節約のためのDIYが、かえってコストをかけてしまう可能性があるのです。
まとめ
外壁塗装は、建物の美観と耐久性を保つための重要な作業です。DIYでの挑戦は魅力的に思えるかもしれませんが、多くのリスクが伴います。安全性の確保、仕上がりの質、適切な塗料選び、下地処理の重要性を考慮すると、プロの外壁塗装工事に依頼することが最も安心して確実な選択です。私たちは、お客様のニーズに合わせた外壁塗装を行っています。ぜひ一度ご相談ください。
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