
那覇市内のアパート屋上にて、雨漏りと水シミのご相談をいただきました。
お客様からは「屋上のプレハブに雨漏りがあり、原因がわからない」とのこと。現地を確認すると、建物自体が古く、水の侵入箇所を特定するのが難しい状況でした。
施工前のヒアリング内容

現場調査の結果、ベランダ防水層の劣化が確認されました。防水材がやせ、ひび割れや浮きが生じており、雨水が滞留しやすい状態でした。
このため、防水施工を行っても雨漏りが完全に止まらない可能性があることをお客様にご説明。
そのうえで、止まらなかった場合には外壁塗装を行うご提案をさせていただきました。
施工内容
今回の施工では、以下の工程でベランダの防水処理を実施しました。
1.高圧洗浄
旧防水層や汚れ、表面の汚れやカビ、古い塗膜を除去し、新しい防水材がしっかり密着する下地をつくる工程です。

2.プライマー塗布
下地との密着性を高めるため、専用プライマーを塗布。下地と防水材の密着性を高め、防水層の剥がれや浮きを防ぐための接着剤のような役割を果たします。

3.プルーフロン塗布
弾性のある防水材「プルーフロン」で防水層を形成。弾性のある防水材で、ひび割れや伸縮に強く、雨水の侵入を防ぐ防水層を形成します。防水層の上に塗る保護塗料で、紫外線や雨風による劣化を防ぎ、耐久性と美観を維持します。

4.GRトップ仕上げ
紫外線や雨水に強いトップコートで仕上げ、美観と耐久性を確保。また、壁の目地部分のコーキングも打ち直し、水の侵入経路を最小限に抑えました。

施工後の状況と今後の対応
防水層はしっかりと仕上がりました。しかし、雨漏りは完全には止まりませんでした。これは、建物の外壁部分からの浸水が原因と考えられるため、事前にご説明していた通り外壁塗装を追加でご提案。お客様にもご了承をいただき、今後は外壁塗装工事に着手する予定です。



担当者より
今回のように、建物の老朽化が進んでいる場合、防水施工だけでは解決しないケースもあります。
名城塗装では、現場の状態をしっかりと見極め、原因を丁寧に説明したうえで最適な施工をご提案いたします。
那覇市をはじめ、沖縄県内で雨漏りや防水にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。


















