
〜適切な処理で建物寿命を延ばす、名城塗装の爆裂補修〜
築年数が経ったアパートでよく見られるのが、外壁や梁が“爆発したように”割れて崩れる「爆裂(ばくれつ)」という現象です。鉄筋コンクリート造の建物では避けて通れない問題ですが、放置するとどんどん被害が広がり、水漏れ・コンクリートの落下事故・資産価値の低下につながるため、早めの補修が重要です。
今回は、沖縄市宮里にある築50年アパートで行った爆裂補修の事例をご紹介します。
以前、屋根の防水工事をご依頼いただいたお客様からのリピートで、再びお声掛けいただけたことを本当に嬉しく思います。
↓前回の施工についての記事↓
現場の状況:爆裂が進行し、手で触るだけで取れるほど傷んでいた
現地調査の段階で、壁の爆裂はかなり広範囲に及んでいました。はつり作業(劣化部分を取り除く作業)に入ると、コンクリートが手で触るだけでもパラパラと取れるほど脆い状態。雨風が侵入し、内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを押し出してしまっていた典型的な爆裂です。
「ここまで傷んでいる場合、補修しても大丈夫なのか?」
そう感じる大家さんも多いですが、適切な工程で処理すれば安全性も見た目も大きく改善でき、建物の寿命も延ばすことができます。
補修工程と使用した材料
1. ケレン作業(サビ落とし)
鉄筋が錆びたままでは、どんなに良い材料を使ってもすぐ再発してしまいます。ワイヤーブラシや電動工具を使用し、鉄筋のサビを徹底的に除去します。

2. 防錆材「BR-B」を塗布
サビ落とし後に使用したのが、BR-B(ビーアールビー)という防錆材です。

▶ BR-B の特徴
・錆びた鉄筋に浸透し、サビの進行を食い止める
・防錆力が非常に高く、外壁補修に適したプロ仕様の材料
・既存の鉄筋を極力活かし、建物の寿命を延ばせる
爆裂補修では最も重要な“鉄筋の防錆”部分を担う材料です。
3. かぶり厚を再生する「BR-X」
次に使用したのが、BR-X(ビーアールエックス)という補修材です。

▶ BR-X の特徴
・剥がれたコンクリート部分の“肉付け(埋め戻し)”として使用
・既存のコンクリートと強力に密着
・ひび割れに強く、外壁の強度をしっかり再生
・軽量かつ高耐久で、古い建物の補修に最適
4. さび止め塗装
鉄筋部分に再度さび止めを施し、将来の腐食を防ぐ保護層をつくります。爆裂補修では二重三重の鉄筋保護が大切です。

5. 左官補修
埋め戻し後、壁の表面を整える左官作業を行います。建物の美観だけでなく、次の塗装工程の仕上がりにも直結する重要な工程です。
6. 仕上げ塗り
最後に外壁全体を保護する塗装を行います。見た目が美しくなるだけでなく、雨風・紫外線から建物を守るバリアをつくるため、耐久性が大きく向上します。


この工事で得られる大家さんのメリット
爆裂は放置すると必ず悪化します
築年数が経ったアパートほど、鉄筋腐食のスピードは想像以上に早く進みます。今回の現場のように、触れるだけで崩れるほど進行する前に、ぜひ一度専門家に診てもらうことをおすすめします。
名城塗装では、
外壁診断 → お見積り → 補修 → 仕上げ塗りまで一貫対応しています。
同じ大家さんからリピートいただくことが多いのは、「説明の丁寧さ」と「仕上がりの安心感」を評価していただけているからだと思っています。
【外壁の爆裂でお悩みの大家さんへ】
まずはお気軽に外壁診断をご依頼ください。必要な補修だけをご提案しますので、ムダな費用はかかりません。
👉 お問い合わせは名城塗装へ
建物を守る最適な方法をご提案します。



















