今回、お邪魔したのは本部町の「ぱいん薬局」様。新築した建物の塗装を承りました。
真新しい建物はいつ見てもいいですね。気持ちいいものです。
しかし、今回のような新築物件の塗装と、建築から数年(十数年)経過した建物の塗装には大きな違いがあります。
新築か、そうでないかで異なる特徴とは?
新築の塗装はもちろん全てが新品で、まっさらな状態から塗料を塗布するのは気持ちのいいものです。
また、当然ながら塗装の下地となる壁や屋根も新品ですから、触ると肌触りも良くつるつるとしています。
しかし実は、その「つるつるさ」が塗装を難しくしてしまいます。
具体的に言うと、そのつるつるさが塗料を密着しずらくし、適切な塗料を選び塗装しなければ、
塗料の性能を長く維持することができず、経年劣化を速めてしまう恐れがあるのです。
【塗料選びのポイント①】新築か、そうでないかで選ぶ塗料が異なります。適切な塗料を業者が選んでいるか、確認しましょう。
今回使用した塗料(下塗り)
今回、下塗りのプライマーとして選択したのが日本ペイント社製の”ハイポンファインプライマーⅡ”です。
このプライマーは、他者製と比べるとやや割高になってしまいますが、
抜群の密着性により、塗料の性能を長く維持することができます。
環境に合わせた塗料選び
今回、お邪魔した「ぱいん薬局」様。
本部高校近くの高台に位置し、海を見下ろす眺めは絶景です。
しかし、海が近く、高台にあることが、塗装において大敵となる環境をつくりあげてしまいます。
それは、、、
サビ
紫外線
海の近くにあることで、常に潮にさらされサビが発生しやすくなり、また高台に位置するということは、周辺に日差しを遮るものがないことから、常に紫外線を浴びる形になってしまいます。
当然ながらサビや紫外線は塗料の機能性を落とし、経年劣化を速めてしまう可能性があります。
【塗料選びのポイント②】現場周辺の環境に適した塗料を選んでいるか、確認しましょう。
今回使用した塗料(上塗り)
こちらのサーモアイUVは遮熱性に優れた屋根用の塗料。これで強い紫外線と塩害から建物を守ります。
今回のポイントは、この屋根用塗料を外壁にも塗布することです。
高台にあり、屋根だけでなく外壁も常に紫外線にさらされてします建物です。
屋根だけでなく、外壁も特に紫外線に強い仕上がりとなりました。
お隣の病院と合わせた赤を選択しました。青い空と青い海に鮮やかな赤が映えます。
完工しました!
今回は、新築、高台、海近いという3つの環境に適した塗料を選び、施工しました。
晴天に恵まれ、施工期間は1週間、スムーズな完工となりました。
「塗料」と言っても、性能はさまざまです。外壁塗装をご依頼の際は、建物の周囲の環境をしっかりと把握して、
その環境に適した塗料を選び、使用しているかがポイントです。
それにより、長く機能性を維持することができるのです。