こんにちは!名城塗装です。今回も施工の様子を紹介します。
まず初めに、こちらの画像をご覧ください。
こちらは、沖縄本島北部にある1棟貸しタイプの宿泊施設。客室への雨漏りにお悩みということでお問い合わせを頂き防水施工をすることとなりました。
母屋に接合する形で増築したのに、その接合部分に亀裂が入り雨水が侵入することで雨漏りが発生しているものでした。防水層をつくるためのウレタンゴム(画像下半分の白い部分)は塗布されているようですが、そのウレタンゴムに亀裂が入り水が侵入してしまっています。
しかし、問題はこの亀裂ではありません。
大問題となっているのは、この防水施工が行われたのはたった3年前であるということ。
そして、かかった費用が70万円であったということ。
つまり、施工からたった3年で亀裂が入り雨水が侵入しているということなのです。
通常、防水工事の保証期間は最長10年です。10年間は防水効果が保たれるはずなのに、たった3年で効果がなくなってしまっていました。これは間違いなく施工不良と言って良いでしょう。
オーナー様は、もちろん3年前に施工した業者へ連絡し、改修を求めようとしたのですが、なんとその業者に電話が繋がらない。。。いい加減な施工をしてアフターフォローもずさん。悪徳業者と言っても過言ではないでしょう。
とはいえ、大切な宿泊客のために雨漏りを放って置くわけにはいきません。10年後まで安心できる防水工事を施工します。
止水セメント
普通のセメントに比べ5,6倍の付着強度があり2分ほどで固まる瞬結性セメントです。これにより接合部の漏水を止めることができます。
ポリマーセメント
有機溶剤(他の物質を溶かしてしまう化合物の総称)を含まないポリマーセメントは、環境面や安全性が高く、また硬化も早いことから耐水性に優れています。これにより強固な防水層ができあがりました。
防水GRトップコート
超高耐候性と高耐久性を備え、防水層を強力に保護することによって、強い紫外線や風雨から防水層を守ります。これにより耐久性がアップし、メンテナンス周期を延長させることができます。
これでOK!10年間は雨漏りの心配のない頑丈な防水層をつくり保護しました。
高額な費用を受け取ったのにも関わらず、ずさんな施工をし、アフターフォローもしない同業者への怒りと、今回の施工後に見せたオーナー様の安心した表情を見ると、今回の施工は少し複雑な心境でもありました。
悪徳業者から大切な自宅を守るには
どうすればよいか
外壁塗装や防水工事には大きなお金がかかります。それだけに、業者選びは慎重になりたいもの。
では、どうすれば今回のような被害を防ぐことができるのでしょうか。
実際に工事が開始されるまでわからないケースが多い
一般的に施工前に行う工程は、建物の状態をチェックし、使用する塗料の説明や使用箇所等の説明を受け、見積りを経て契約へと移ります。しかし、施工主側は、もちろん外壁塗装や防水工事は素人です。参考になるのは金額くらいで、あとは業者に任せるという方が大多数です。なので、実際に工事が始まるまで業者の信用性を図ることは難しいと言えるでしょう。
では、どこに注目すればいいのでしょうか。
工事や職人さんの様子や現場環境をよく観察することが大切
道具や製品を大切に扱い、整理整頓された現場であるか
ローラーやこて、はけや高圧洗浄機などの道具類を放り投げたり、使用済み塗料の空き缶が至るところに転がっていたり、養生が完全にされていないなど、乱雑な現場になっていないか。職人の作業風景や現場全体を眺めてみましょう。
明るく笑顔であいさつができているか
外壁塗装や防水工事は、時期や箇所によっては1ヶ月以上の工期がかかります。ほぼ毎日顔を合わせる中で、笑顔でハキハキとあいさつができていますか?あいさつは人と人とのコミュニケーションにおいて最も基本的で重要なものです。あいさつもせず、仏頂面な職人さんには好感持てないですよね。
もし、乱雑な現場環境で職人さんもぶっきらぼうだなと感じたら、作業工程の説明を求めるか、会社に直接問い合わせることをおすすめします。大切な財産を守るためにもすぐに行動に移しましょう。
名城塗装は、お客様と明るく、元気にコミュニケーションを取りながら、
外壁塗装を通してお客様の安心・安全・快適な暮らしを守ります。