完工編スタート!
こんにちは!いつもブログをご覧いただきありがとうございます!今回は、名護市での店舗施工第4弾(最終回)です!雨の影響もあり施工期間が延びてしまうこともありましたが、おおむね順調に、予定通り完工を迎えました!およそ1ヶ月半の最後となる今回のブログもどうぞご覧ください。
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お客様からのご要望
施工前の大切な工程のひとつは、お客様のご要望に耳を傾けること。施工側である私たちと施工主様との考えに齟齬があってはなりません。お客様の大切なご要望にしっかりと耳を傾けて、これを形にしていきます。お客様からのご要望はこのようなものでした。
ヨーロッパ風(特に南ヨーロッパ)は夏場に雨が少なく晴天が続きます。そんな強い紫外線から建物を守るために、光を反射させる白を基調とした建物が多いです。見た目も明るくスッキリとした印象がありますね。
外壁の塗装
下塗り
まずは外壁塗装の基本、下塗りから。下塗りは、下地と上塗り塗料の密着性を上げ、綺麗な仕上がりと耐久性アップには欠かせません。写真は、壁に直接書かれた看板をシーラーで塗りつぶしている様子です。
続いて、パーフェクトフィラーを用いた下塗り。下地に段差やデコボコのある場合に平滑にならす役割を持ちます。また、小さなクラック(ヘアクラック/ひび割れ)を埋める役割もあります。築年数も長いことから、シーラーにパーフェクトフィラーを重ねて慎重に塗布していきます。
軒下には水性ケンエースを塗布。屋上のコンクリートに水が侵入し軒に達してしまった
中塗り&上塗り
外壁塗装の基本は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗り。シーラーとパーフェクトフィラーでの下塗りを終え次に中塗りと上塗りです。使用した塗料は「日本ペイント サーモアイウォール」2度塗りによるダブル効果により高い遮熱性能を持ち合わせています。その他にも、高耐候性、低汚染性、防藻、防カビ、透湿性を長時間に渡り維持し建物を守ります。
仕上げ塗りにもなることから、様々なカラーバリエーションが用意されています。お客様のご要望に合わせたカラーをチョイスしました。これで外壁の防水と塗装は完工です!
屋上の防水
次に屋上の防水です。外壁と違い、紫外線や雨に長時間さらされてしまう屋根。雨漏りなどによる水の侵入が建物の耐久性を弱めてしまう可能性があります。慎重に、丁寧に作業していきます。
下塗り
カチオンフィラーを使用しての下塗り。下地を調整してくれるだけでなく、細かなひび割れも埋めてくれる優れもの。
次にプライマーを塗布します。防水工事の塗料は重ね塗りするもので、このプライマーは下地と、仕上げ塗りの間に挟まれる形で塗布されるものです。せっかく仕上げたのに、雨や紫外線ですぐに剥がれてしまうと施工不良の原因となります。そのため、下地と上塗りを密着させる接着剤のような役割を果たし、全体の接着力を大幅に向上させてくれます。
防水ウレタンゴムを塗布し、ウレタン防水を施します。ゴム状で弾力のある防水膜ができあがり、2層塗りすることで防水性をさらに向上させます。しかし、下地の乾燥不足や清掃不足、プライマー塗布量の過不足があると施工不良の原因となる可能性があるので、下地の様子をしっかりと観察して塗布する必要があります。
上塗り
仕上げの上塗りはGRトップの2度塗り。ウレタンによってできあがった防水膜の保護するために塗布するものであり、太陽光を反射し遮熱効果を発揮します。また、高光沢性を持ち美しい仕上がりとなります。
ついに完工!
天候不良により工期が延びてしまうこともありましたが、おおむね順調に施工を進めることができました!防水・塗装によって生まれ変わった建物をご覧ください!
屋上
剥き出しになってしまったコンクリートの下地も、このように美しく、機能性の高い塗膜によって守ることができました。
外壁
長年に渡る紫外線や風雨、排気ガスによる汚れや塗膜の剥がれにより全体的に黒っぽい印象の建物でしたが、、、
白を基調とし、緑のアクセントを加え美しく生まれ変わりました。色についてはお客様のご要望通り緑を使っていますが、パターン(どの箇所に何色を塗るか)の組み合わせについては任せて頂きました。
お客様からの感想
施工にあたっての工夫
今回の施工で工夫したことは、こちらのサーモアイウォール。真っ白の塗料を塗布しているように見えますが、よく見るとやや緑がかっているのがおわかりでしょうか。真っ白に緑を組み合わせると、色のギャップが大きく見た目に反発感が生まれてしまうので、やや緑色にすることでその反発を抑え、暖かみのある見た目と質感を生み出しました。