お客様によって塗装のために用意できる予算は様々ですがもちろん、低予算で高水準な施工をお望みのはずです。私達塗装屋は、その予算に合わせて最適な塗料を選び、建物を長く守る丁寧な施工をしなければなりません。限られた予算の中で、最適な施工を実施した実例を紹介します。
浴室の塗装
今回は「森田快適工房」様よりご依頼を頂き、劣化した浴室の壁塗装を実施しました。築40年という経年により劣化してしまった浴室壁は傷み、黒ずんでしまっています。驚くことに40年間、一度も塗装していないということで、よくもったものだと感心してしまいました。きっと家主さんに大切に管理されていたのでしょう。しかし、このまま塗料の機能が失われたままだと、ただでさえ換気が不十分になりがちな浴室ではカビ発生の温床になりやすいですし、ゴシゴシ落としても残った塗料が剥がれてしまい、よりカビが発生しこびりつきやすくなってしまうことでしょう。それでは施工を開始します。
どちらを選ぶ?予算に合わせた最適な塗料
さて、今回の施工はいつもの外壁とは違い浴室です。湿気の影響を受けやすい浴室の環境に合わせた塗料を選ぶ必要があります。そこで2つの塗料を検討しました。どちらも浴室の壁面塗装には最適なものと言えます。選択肢① 日本ペイント「ケンエースGⅡ」
日本ペイント発売の「ケンエースGⅡ」下地への浸透力、防カビ、シミ止めが強力で浴室の他にも厨房の壁面塗装にも役立ちます。選択肢② エスケー化研「セラミタウンマイルド」
高硬度、低汚染性、カビや藻類などに対して強い抵抗性を持つ塗料です。また、取り扱いが簡単である特徴もあります。さて、これらの塗料をお客様の予算に合わせた結果選んだのは、、、
選んだ塗料は② エスケー化研「セラミタウンマイルド」
決定的な違いは、「ケンエースGⅡ」だと下塗りが必要であり、その分作業工程が1つ増え工賃もかかってしまいます。お客様の予算を考慮し、下塗りが不要で工程が1つ少ない「セラミタウンマイルド」を選択しました。正直なところ、気持ちとしては下塗りを入れた方が良い気もしますが、そこはお客様にも予算の都合がありますし、この「セラミタウンマイルド」も非常に良い製品です。お客様の予算に合わせた適切な塗料を選び、施工する事も良い塗装屋の重要な資質の1つです。施工開始!
ローラーを使って塗布します。ローラーでの塗布は、塗料の飛散が少ないので使用する塗料の無駄がないのが特徴です。また、塗膜が熱く仕上がるので耐久性が高く仕上がります。
ローラーでの塗装は難しい隅の部分はハケを使って丁寧に丁寧に。隙間なく塗り込んでいきます。
完工
「セラミタウンマイルド」をローラー、ハケを使って2度塗りし完工しました!これで浴室の環境に悩む事はなくなるでしょう!
※タイルの張替えは他業者さんによるものです
外壁・屋内問わず、施工には多額の予算を必要とします。しかし、低予算で高品質な施工を望むのはお客様として当然の事です。名城塗装では、主に「日本ペイント」製の塗料をご提案し施工していますが、幅広い製造メーカーの知識を集約し、お客様の予算に合わせた最適な塗料をご提案し高品質な施工を心がけながら日々施工しています。